大道芸通信 第315号

画像画像

 去る三月十七日(土)、通算十回目の「江戸の物売りと大道芸」(深川江戸資料館主催)が、無事終わった。朝から晴れ渡ってはいたが、天気予報が「気温低下」を出して居たからであろうが、思いの外客足は伸びなかった。それでも午前の一回目は、百三十名ぐらいの観客がいたのでほっとした。
午後からの二回目は、はとバス団体八十名、イスラエル人の団体三十名が来るとのことであったが、はとバスの客は慌ただしく館内を廻っただけでいなくなり、もう一つは二、三人いたかという構成で、終わったときの員数は午前の第一回より少なかった。それでも全体の流れは午後の方が旨くいったためか、お客さんの反応も午後の方がよかった。

今回もアンケートを取ったが、総数二十六通(二十七名分)、男女比は、男性十五通に対し女性は十二通返ってきた。これまで同様好意的な意見が多かったのは当然と云えば当然である。
 年齢構成は、六〇代七〇代が圧倒的だが、若い人が増加傾向にあることは嬉しいことである。以下実数を紹介する。
○年齢構成
 二〇代       一名
 三〇代      三名
 四〇代      一名
 五〇代      一名
 六〇代     一〇名
 七〇代      七名 
 八〇代      三名

○観客の居住地は変化に富んでいた(数字は員数)。都区内都下は、足立、江戸川、太田、北(二)、江東(六)、世田谷、港、町田、東京。他市は、青森、市川、熊本、さいたま、千葉、栃木(二)、飯能、松戸、横浜である。

○公演を何で知ったか
江東区報     一名
ホームページ 六名
ポスター・チラシ 三名
知人・友人 三名
出演者 一名
その他 一一名

○公演内容は
よかった 二三名
普通 〇
よくなかった 〇
無回答      四名

○印象に残った演目
(A)物売り
①季節の物売り 一二名
 ②糊売り 一一名
 ②かりんと売り 一一名
 ○次納豆売り    七名

(B)大道芸
 ①南京玉すだれ 一七名
 ②阿呆陀羅経  一五名
 ③虚無僧流し  一三名
③可愛がって  一三名

○今後同じ催しがあれば
 是非来たい   二二名
わからない    一名
 来ない 〇
 無回答  四名

○意見感想
・とっても面白かったです。本当にこんな方々がいたのかと思うような人たちが、江戸時代にはいたんですね
楽しい時間をありがとうございました(三〇代女・青森)
・女霊媒師が長い。一寸飽きちゃいました(三〇代女同)
・金魚売り懐かしい。私(今六七歳)子どもの頃、町でありました。流石に昭和二〇年代、ガラスの金魚鉢に入っていましたが(男・江戸川)
・面白かった(六〇代女・北)
・皆さん声が立って素晴らしかったです。有難うございました(六〇代女・熊本) 
・資料館に合ったイベントで、是非続けて欲しいです(七八歳男・飯能)
・何十年前の納豆売りを思い出しました。朝はなっと売り(当時経木に包む)で、お昼は紙芝居屋さんを思い出しました(七〇代男・世田谷)○今後見たい演目
・唐辛子売り(衣装を着けて、唐辛子の被り物)。がまの油売り(六〇代男・江戸川)
唐辛子売りは、これまで何度も演じたのになあ。がまの油売りは、五月三日(木・祝)にやります。
・がまの油売り(六〇代女・栃木)
・水売り「長屋に来た水売り(生活用水)を五文で売った」とボランティアさんの解説がありましたので。
五文は四文の間違い。当時は四進法。大抵のものは四の整数倍の値段。

江戸時代の貨幣について ー四進法であったー

 江戸時代の貨幣単位は左記の通りであった。
・金貨(計数貨幣)
一両=四分=十六朱
 一分=四朱
・銀貨(秤量貨幣=丁銀、豆 板銀)
 銀貨六十匁=金貨一両
・銭貨(計数貨幣)
 四貫文=金貨一両
 一貫=一千文

 右は、江戸初期の公定相場である。処が度重なる金貨の改鋳(金の含有量を減らすことが多かった)や、金銀交換比率の変動により、複雑な換算をせねばならぬようになった。江戸庶民の貨幣「銭貨」でさえ、繦に( ぜにさし )差したままだと九十六文(四の整数倍)が百文に取り扱われたりした。
 また一文という単位だが、初期には奇数単位のものも見られるが、段々二文の整数倍になり、更には四文単位のものしか見られなくなる。従って、長屋の水売り(生活用水)は一(いつ)荷(か)(天秤棒で担った前後の桶二つ)四文であった。因みに、夏の水売り(水に甘味料を溶かし白玉団子などを浮かせたもの)は、茶碗一杯が四文。二八そばは、四の四倍十六文、夜鷹が 二八そば一杯半分の二十四文であった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック